知って役立つ豆知識♪新年のアノ風習の今と昔の違いとは!?
古くから日本の新年の挨拶の風習である年賀状。明治時代に郵便制度が確立され、年賀ハガキが登場したことで全国各地に浸透しました。しかし年賀状は時代を大きく反映しており、今と昔では大きな違いが見られます。
ここでは年賀状の今と昔の違いについて詳しくご紹介します♪
時代を反映するお年玉くじの商品!
年賀状を日本中に浸透させたのは何といってもお年玉くじ付き年賀ハガキの登場でした。お年玉くじ付き年賀ハガキが登場したのは1949年で、それ以前は普通の官製ハガキを使用していました。
お年玉くじ付き年賀ハガキはあっという間に全国に浸透し、発行枚数は1997年に37億通まで増加しました。またお年玉くじの商品は今と昔で大きな違いが見られます。
お年玉くじの第1回賞品は、特等「ミシン」、1等「純毛洋服地」、2等「学童用グローブ」、3等「学童用こうもり傘」でした。
このお年玉くじの賞品は時代と共に変化し、電気洗濯機や電子レンジ、ビデオテープレコーダーなど時代を反映した賞品へと変化していきました。
2014年からは1等賞品が「現金」となったのを見ても今と昔では大きな違いを感じることができます。
時代はメールが主流?
1997年に発行枚数37億枚を記録した年賀状も携帯電話のメールが普及するとともに減少しています。年賀状に対する考え方も今と昔で大きく違いがあり、若い世代ほどメールのほうが人気となっています。
しかしある調査で1200人にアンケートを行った結果、80%以上が「メールよりハガキのほうが嬉しい」と回答しています。
この調査で「ハガキのほうが嬉しい」と答え方はメールを否定している訳ではありません。多くの方が親しい方にはハガキ、付き合いの浅い方にはメールと使い分けていました。
アンケート結果からも分かるように、日本人にとって年賀状に対して感じる“特別感”は今と昔で大きな違いはありませんでした。
いかがでしたか?インターネットが発達した現代において、アナログ手法のハガキは人気が無いように思われます。しかし日本人に根付いた『年賀状』という文化は
今と昔で大きな違いは無く、脈々と受け継がれています。
この素敵な日本の伝統文化を継承するためにもメールではなくハガキで新年の挨拶をしてみませんか?