三種の神器を表していた!?あの正月飾りの驚くべき由来とは?
日本の風習は歴史が深くて面白いものがたくさんありますよね。由来を調べてみると「そうだったのか!」と驚いてしまうことが本当に多いものです。
鏡餅についても実は面白い意味があることをご存知でしょうか?正月には必ず目にするものではありますが意外とその由来については知らないものです。
知っておけば正月に鏡餅を飾ることの大切さを理解することができますよ!
鏡餅の形にはどんな由来がある?みかんを乗せる意味は?
まずはその形の意味から見ていきたいと思います。
【丸い形の意味は?】
- 丸は「円満」という意味があります。
- 三種の神器のひとつである「八咫鏡」を表し、鏡餅の名前の由来でもあります。
【二段重ねになっている意味は?】
- 丸=円満が重なることによって「円満に年を重ねる」という意味があるからです。
- 二段で月と太陽、陰と陽などの性質が異なるものを表現しています。重なることで円満になるという意味があります。
【みかんを乗せる意味は?】
- 本来は「橙」を乗せるのが正式です。
- 三種の神器のひとつである「八尺瓊勾玉」を表します。
- 橙色のみかんを乗せ、「子孫が代々(橙)栄えるように」という繁栄の意味があります。
【干し柿を一緒に飾る意味は?】
- 三種の神器のひとつである「天叢雲剣」を表します。
- 正式な名称を「柿串」と言います。
鏡餅の基本的な形にもこんな由来があったんですね!何気なく目にしているものですが、三種の神器を表現していたなんて正月飾りの中でもかなり特別なものだと言えるでしょう。
鏡餅に付属している様々な飾り・・・それらにも意味があります!
基本的な形の由来はこの様になっていますが、もっと本格的なものになると他にも様々な飾り付けが施されますよね。それらにももちろん、ちゃんとした意味があります。
◆御幣
鏡餅から下がっている赤と白のひし形の紙のことです。これには繁栄の意味があり、赤と白は魔除けの色です。
◆四方紅
台とお餅の間に敷く紙のことです。白い紙の周りを赤く囲むことによって、魔除けの意味と繁栄の意味があります。
◆裏白
四方紅の上に敷かれている植物のことです。古い葉と新しい葉が同時に伸びてくることから、栄え続ける様にということに由来します。
◆三方
鏡餅を乗せる台のことです。尊い神様へのお供え物ですから礼節をわきまえて、台に乗せて出します。