テレビの上ではダメ!?鏡餅の正式な飾り方についてまとめてみた
鏡餅を買ってきたらテレビの上にぽんと置く。そんな置き方をしている方は多いのではないでしょうか?以前までは私もそうだったのですが、鏡餅には正しい飾り方、飾る場所があるということをご存知でしょうか?
そもそも神様へのお供え物であるお餅ですから、ちゃんと神聖な場所に飾っておきたいものです。正式なルールについて改めて確認していきましょう!
これが正しい飾り方!基本を抑えて鏡餅を飾ろう!
飾り方については現代では略式の場合が多くなっていると思います。基本的に守っておくべきルールはこの様になります。
- 白木の台(三宝)の上に半紙を乗せる
- 裏白の葉を半紙の上に重ねる
- 裏白の葉を乗せた上にお餅を乗せる
- お餅の上に橙、もしくはみかんを乗せる
大体目にする鏡餅はこの様になっていると思います。これより更に正式な飾り方をしようとおもうと、様々な飾りつけをすることになります。昆布やゆずり葉、干し柿を飾る場合もあります。
この干し柿は三種の神器の天叢雲剣を表し、八尺瓊勾玉を表す橙、八咫鏡を表すお餅と同様、とても大切な飾りつけともされています。
地域によっても違いはあるのですが、上にあげた基本的なルールは守るようにして鏡餅を飾りましょう。
鏡餅はどこに飾る?本来の飾るべき場所とは?
基本の飾り方についてわかったら、次は飾るべき場所についてです。まず前述したようなテレビの上などの騒がしい場所は避けるべきでしょう。そして実は鏡餅を飾るときには数か所に分けて飾るというのが本来の風習なんです。
その飾り方というのは・・・
- メインの大きなもの
床の間、もしくは玄関先
- メインのものより小さめのもの
仏壇、神棚
- 小さめサイズのもの
台所や各部屋に
この様にいくつかに分けて飾るものだったんです。
鏡餅は神様へのお供え物という意味もありますが、お餅自体に神様が宿るともいわれています。ですから神様に来ていただきたい場所に飾るという風習になっています。
また、古来から日本には家の中にたくさんの神様がいるという考えがあったので、その神様に向けて供える、という意味もあります。