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門松

いつから飾られていた?現在との違いは?門松の歴史を紐解く

日本で行われている行事や風習はとても長い歴史を持っているものがとても多いですね。特に正月に関連するものはその傾向が強いものです。門松も同じく起源としてはとても古いものになります。

 

鏡餅やおせち料理、しめ飾りなど、正月には古くから伝えられてきた伝統が多く残りますが、今回は門松について詳しく見ていきましょう!

 

これだけ長い間日本で受け継がれてきた文化なんだ、ということがわかると、もっと感謝の気持ちをもって正月を迎えることができるようになると思いますよ。


初めて門松が飾られたのはいつ?今との違いは?

 

歴史を遡っていくと、初めて文献として登場するのは平安時代の終わり頃と言われています。その文献とは「本朝無題詩」というものですが、この中の詩の一つをご紹介してみます。

 

門を鎖しては賢木もて貞松に換ふ

 

このような詩がおさめられています。この唄では賢木を挿したとなっていますが、これは松の代わりに挿したという意味なんです。門に松を挿すという習慣が平安時代にあった、ということがよくわかります。

 

ですが形は今の門松とは異なっているもので、竹は使われなかったと考えられています。門に松を挿した、という表現からもわかるように、松の枝を門の左右に刺していたのではないかと言われているんです。


門松が現在の形になったのは?|歴史をたどってみました

その後の門松の歴史について追って見ていきましょう。

 

【平安時代】

 

この頃には竹は使われず松のみを門に指すという風な習慣でした。平安時代の頃から松が縁起の良い植物だといわれるようになり始めました。

 

【室町時代】

 

この頃には竹が使用されるようになったため、現代と似た形のものが飾られるようになりました。竹は斜めに切った形が笑っているように見えるというところから福を呼ぶ植物と考えられます。

 

竹が縁起の良い植物だといわれるようになったのが室町時代からだといわれています。

 

【江戸時代】

 

梅が縁起の良い植物の中に加わったため、門松にも梅が使用されるようになりました。

 

 

こうして見てみると歴史とともに形も、使われる植物もより縁起の良いものへと変わっていったことがよく分かりますね。

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