初詣のルールを教えて!神様への参拝方法
初詣に行くなら参拝方法はぜひ心得ておきたいものですね。初詣の参拝方法は入るところから始まります。多くの方が行く神社を例に見てみましょう。
参拝のマナー
1.鳥居やしめ柱の前で立ち止まる
軽く会釈をしてから内側に入る。このとき真ん中は歩かないで端を歩く。なお右側を歩くときは右足から、左側を歩くときは左足から入る。
2.手水舎で清める
水は汚れを洗い流すので神様にお参りする前に必ず手水舎で清めましょう。
- 最初に柄杓で水をすくって左手を洗う
- 左手で柄杓を持って右手を洗う
- 右手に柄杓を持って左手に水を受け口をすすぐ
- 左手をもう一度洗う
- 柄杓に水を入れ、柄を洗い流すように縦にする
3.中央からずれたところに立って一礼する
4.お賽銭を入れる
5.鈴を静かに1回だけ慣らして魔よけ、清めをする
6.二礼二拍手一礼で参拝する
このとき住所氏名年齢をきちんと名乗って心の中で願い事を言うのがいいそうです。
7.鳥居をくぐって向かい直し、一礼する。
以上が初詣の参拝方法です。
左手から洗う理由
なぜ手水は左手から洗うのかと言うと、天照大神がイザナギが左目を洗ったときに生まれたからです。そのため神道は右よりも左の方が重視されます。
右大臣よりも左大臣の方が位が上なのはこのことに由来していると言われています。
正装でなければならないの?
多くの方の疑問として着物やスーツでなければ参拝できないのでは、ということがあります。ただ初詣は冬なので、コートやマフラーを外す程度で構いません。風邪をひかないようにしましょう。
お賽銭の金額は?
お賽銭は気持ちです。ご縁がありますようにと5円玉にする人が多いです。
ただ穴が開いていると縁起が悪いということから五円玉、五十円玉を避ける人もいます。先を見通すということから五円玉、五十円玉を選ぶ人もいます。
お参りの時左手を少し出す人がいる
神社に行くと拍手をするときに左手を少し出すと言う人がいます。実はこれは後世、陰陽道に習ってできた風習です。左手は陽で霊を、右手は陰で体を表します。
神道は霊主体従のため、霊に体が従うという考えがあります。そのため左手を少しだけ前に出して拍手するのです。こうした初詣のお参り方法とルールを覚えて新年のお参りをしませんか。