寝て過ごす正月で不健康にならないよう気を付けて
寝正月は不健康って本当!?そんな疑問を解明したい方は、ぜひこれからお話することをチェックしてみてください。寝てごろごろ過ごすのがいい、と思っている方はその間違った認識を改めましょう。
寝正月は不健康!?実験から明らかになったこと
お正月に何をするかと聞くと
- 初詣に行く
- お屠蘇を飲む
- おせちやお雑煮を食べる
- 親戚の家に行く
などと言った答えが返ってきますが、中には「寝正月する」と言う人も。おせちやお雑煮を食べたらごろごろ寝て日ごろの疲れをいやしたい、と言う人が言うことですが、それは健康に取っては不健康極まりありません。
2015年、デンマークにあるコペンハーゲン大学の発表では2週間運動不足の人は筋力が28%減ったとあります。ちなみにこれは23歳前後の若者のことですが、68歳前後の高齢者なら23%の低下が認められました。
実験内容はと言うと、
ということを2週間続けたものです。すると筋力の4分の1程度が失われてしまったのです。
寝正月=太るを証明
寝正月の何が不健康につながるのかと言うと、筋力低下に伴い、太りやすくなることです。太りやすい、太るというのは不健康の始まりですが、筋力が減ってしまうと必要エネルギー量が減るため、代謝が自然と落ちてしまいます。
すると痩せづらく、太りやすい体質へと変貌するのです。寝正月が不健康、と言う意味が分かりますね。
ときには病気にかかりやすくなるリスクも
さらに寝正月による筋力低下は免疫力低下にもつながります。さまざまな感染症、アレルギー症状を引き起こし、体全体が弱っていってしまうのです。
放置すると感染性の肺炎などにもかかりやすくなりますし、胃腸炎など時には命にかかわる病気も引き起こしてしまいます。
お正月にだらだら過ごすのはいいですが、きちんとリズムを決めて寝る時間と起きる時間を決めなければ大変なことになりかねないのです。
大切なことは食事と生活のリズムを崩さないこと、体を動かして筋力低下を防ぐことです。寝正月の方は不健康にならないよう気を付けてみませんか。