お正月をだらだら過ごす!寝正月の正しい方法
お正月はだらだら寝正月!そう決めている人もいるでしょう。日々の疲れをいやすには最適な方法かもしれませんが、寝すぎて逆につかれたなんてことも。
ですから寝正月の正しい方法を覚えて来年はごろごろ過ごしませんか。
寝正月の本来の意味
寝正月とは元々新年どこにも出かけることなく家でゆっくり過ごすことです。ただし病気などで外に出られない、お正月は寝て過ごさなければならないというとき、縁起を担ぐ言葉として使われています。
新年を表す季語で、有名なものに草城の「次の間に 妻の客あり 寝正月」があります。
詰まり古くからある習慣と言うことですが、2015年正月1日から4日までの予定のトップが家で過ごすというアンケート結果もあり、多くの方が家でゆっくり過ごしたいと言います。
また正月に早起きをするのは貧乏、朝寝坊をすることこそ幸福の象徴と言われており、昔は元日は遅く起きるのがルールだったところもあります。
寝てばかりだと健康に悪い!
いくら寝正月がいいからと言っても、正しい方法を取らなければ体は衰えます。病気などで寝たきりと言うのは仕方ありませんが、寝正月を正しく過ごすためには方法を覚えておきましょう。
ちなみに人は2日寝たきりになると1%の筋肉が衰えると言われています。また成人のうち9時間以上ベッドで過ごす人は眠りが浅い傾向にあり、夜中に目覚めることがあります。
さらにおせちは塩分、糖分、アルコール分が多いためむくみやすくなるということから、お正月からだらだら寝てばかりいるというのはあまり好ましくありません。
寝正月をするなら遅く起きるという方法だけ守り、日中は普通に動きましょう。
朝日を浴びて体をリセット
朝どうしても起きられないという人は朝日を浴びましょう。太陽光を浴びると14時間程度で眠気が訪れるので質のいい睡眠をとることができます。
なおいつもの起床時間から4時間までなら体が反応しますので、寝正月をする人でも最低寝坊時間は4時間にとどめます。例えば普段6時に起きている人から10時までに朝日を浴びるというのがその方法です。
8時間後には光を感知する機能が無くなります。なお朝日を浴びるとメラトニンが抑制され、目覚めが良くなります。太陽光を取り入れるのがルールですが、直接浴びなくてもカーテンを開けるだけで構いません。
お昼寝は3時まで!
寝正月でお昼寝を取り入れるときは3時までに終わらせるのが正しい方法です。
3時以降に昼寝をすると体内リズムが崩れます。眠るのが仕事の赤ちゃんは構いませんが、幼稚園以降の子供は3時までにお昼寝を終わらせましょう。
たとえば朝6時に起きる人は深部体温が頂点に達するのがお昼の3時とされていますので、仮眠を取るべきではありません。
また昼寝、二度寝にかかわらず部屋の照明は付けたまま眠るようにしましょう。寝正月の方法として普段のリズムを崩さないようにしたいですね。
寝正月にお勧めの食べ物
寝すぎるとどうしても体がむくみ、肌が荒れやすくなります。そんな時にお勧めの方法がミカンです。
寝るときの方法としては食事は就寝2時間前までに終わらせる、23時より前に寝るようにしてお風呂や家事を済ませる、そうすることで成長ホルモンが分泌されます。
肌は生活リズムが狂えば簡単に荒れてしまいます。寝正月は特に成長ホルモンの分泌も乱れてしまいますから、23時以降は深い眠りにつけるようにしましょう。
またミカンにはカリウムが含まれていますのでむくみの予防になります。さらに肌荒れ予防のペクチン、肌のコンディションを保つビタミンCも豊富ですから、1日2個以上食べるといいでしょう。
だらだら過ごすのはやめて睡眠のリズムを取ろう
それから寝正月の方法として間違ってはいけないのは、寝る前に食べたりテレビを見たりしないことです。
睡眠はリラックス状態のまま取るのが一番ですから、脳に刺激を与えるテレビや携帯、スマホなどはやめ、部屋を暗くして体を落ち着けましょう。また食べ物を入れてしまうと消化に体が働き安眠できませんから控えましょう。
リラックスして寝るためには38度から40度程度のお湯に20分入る、ストレッチをするのがおすすめです。
人の体は21時以降、深部体温が下がることで副交感神経が働き眠るようにできていますから、交感神経のスイッチを切り替えないようにしたいものです。
出勤前は体のリズムを整えよう
寝正月が終わって明日から出勤と言うときにも覚えておきたい実践したい方法があります。仕事と言うことは生活がいつもの調子に戻るということです。ですから胃腸を整え、体のリズムを整えましょう。
お正月中は美味しいものがたくさんありますから、ついつい食べすぎたり飲みすぎたりしますよね。おせちはもちろん、お雑煮やお酒など、正月だからこそ食べたいもの、飲みたいものもあります。
ただ食べすぎや飲みすぎという方は胃腸が疲れていますから胃腸をいたわる食事をしましょう。
量を減らして適切な量に戻す、脂分の多いものや乳製品、カフェインは控えるなどすれば、胃腸の調子も徐々に戻っていくでしょう。また神経の昂りや緊張を鎮める上にイライラを抑えるカルシウムも進めです。
もちろん生活リズムを戻すために寝る時間と起きる時間をもとに戻しましょう。できれば食事の時間や排せつのリズムも元の生活に戻したいものです。
健康的な寝正月を送る方法
寝正月はだらだらと過ごすことができ、正月番組を見ながら食べて飲んで寝て、とぐーたらになることができると思われています。しかし元々は縁起を担ぐ方法の一つで、何ともお正月らしい習慣だったということです。
昔から行われてきた習慣ですから、その教えやルールを守って、健康的なお正月を迎えたいものです。
もしあなたが来年のお正月は寝て過ごすと決めているのなら、改めてその方法やルールを確認してみませんか。正しいやり方が体を壊さず、正月太りを抑え、仕事始めも快適に迎えることができるのです。
仕事が始まる日は人によって違いますが、その前には生活リズムを整えるようにしましょう。
またお正月は仕事という方も、お正月が終わったら休みに入るから寝るという場合は今回学んだルールにのっとって過ごすようにしてみてください。
無理な寝食は体を壊すだけですし、1年を健康に過ごすこともできなくなりますから、あなたの体が悲鳴を上げないお正月を過ごしてください。あらためてお正月についてあなただけではなく家族と話し合ってみてもいいのではないでしょうか。