酒器からこだわってみよう!お屠蘇にピッタリな酒器とは
お屠蘇には大中小の盃をはじめとした酒器が使われますが、どのようなものをそろえるのがいいのでしょうか。基本と通販で購入できる器の数々を見てみましょう。
お屠蘇に使われる酒器
お屠蘇に使われる酒器は屠蘇器と呼ばれます。薬種を飲むための道具として次のものが挙げられます。
- 銚子・・・屠蘇を入れるもの
- 盃・・・屠蘇を注ぐもの
- 盃台・・・3つに重ねた盃を乗せる台
- 屠蘇台・・・全部を乗せる台
一般的には湿気が使われ、美羽挽の銚子飾りを銚子に結びます。なおこれらの酒器は結納や結婚式でも使うことができます。
酒器の保存方法
漆器の酒器をお屠蘇に使う場合、その保存方法などを知っておくと便利です。
漆器は独特の匂いがあるので、使う前に風通しのいい場所に置いておくといいでしょう。明日使うというような場合は酢を薄めて柔らかい布につけ、数回拭きます。
洗うときは水かぬるま湯で洗いましょう。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使います。浸けおき洗いは長時間せず、早く払うようにし、水気は柔らかい布でふき取ります。
注意点はたわし、クレンザーを使わないことです。保管するときは乾いている柔らかい布で軽く拭き、柔らかい布あるいは紙に包んで箱に入れます。
場所は風通しのいい場所を選びましょう。なお直射日光や熱、火、温風や冷暖房などの乾燥が苦手です。電子レンジやオーブン、食器洗浄機に食器乾燥機も使わないよう気を付けましょう。
通販でも購入できるお屠蘇の器
お屠蘇の酒器の通販を見てみると、さまざまな色、形があります。越前塗に会津塗りなど、伝統工芸品もありますし、一般的に多く販売されている塗りもあります。
色は黒や朱がメインですが、漆器以外にも陶磁器、銀などが使われています。ほかにも屠蘇台に高さを持たせたもの、楕円形や長方形、鶴亀が描かれたものなど、御祝の席にピッタリのものが多いです。
銚子も角型から円形まで様々ですから、貴方がいいと思ったものを選んでみるといいでしょう。
屠蘇散や本みりんなどとセットで販売しているのもありますから、お屠蘇を本格的に作りたいという方は一緒にチェックしてみてください。