筆にもこだわりたい書初めの道具をそろえよう
書初めに慣れてくると道具にもこだわりたいものです。基本の筆から硯、半紙に至るまでいろいろな道具の種類を知っていると書初めも楽しくなりそうですね。
上手な筆の選び方
書初めに必要な道具と言うと筆ですが、文字が何行になるかで決めるといいでしょう。一般的には7号が多くセット販売もされています。
ただ一行だけであれば太め、二行なら中ぐらいのものを選ぶと書きやすいです。書きなれるまでは手ごろなものを使い筆がダメになるまで練習してみるのもいいでしょう。
太めがいい、ほそめがいいと考えられるようになったらいろいろとそろえてみると楽しいと思います。
材質は羊毛、剛筆、兼豪筆があります。最初の内は硬くも柔らかくもない兼ごう筆から始め、慣れてきたら固めの剛毛筆、柔らかい羊毛筆と選んでみてください。
半紙にも種類がある
書初めの道具に欠かせない半紙は基本的に八つ切り、半切り、半紙三枚判ですが、東京判、埼玉判、千葉判と言うものもあります。
学校に通っている場合は学校で指定されていますが、自宅で自由に書きたいという場合はあなた自身の目で見比べてみるといいでしょう。
小学校や中学校で使うのは八つ切りですが、もう少し長めがいいなら半切り、漢詩を書くなら半紙三枚判がおすすめです。
銘柄にこだわるなら練習用の天真、初心者用の村雨に清書用の桔梗があります。村雨は厚手で書き心地は桔梗に近いです。大会などに出品する場合は村雨で練習し、本番では桔梗を使用するといいでしょう。
ショッピングサイトの中にはお試しサンプルをもらえるところがありますので、どの半紙がいいか迷っている方は取り寄せてみてください。
墨へのこだわりは慣れてから
墨は墨汁としてそれほど擦らなくてもいいタイプもあります。小学校や中学校の授業で使うタイプなら誰でも使いやすいでしょうし、濃い色が出ます。
ただ慣れてきて物足りないという方は自分でするタイプの墨を選ぶのもいいでしょう。書初めは元々若水で墨をするのが習わしですから、筆や道具もそれに倣ってそろえたいというのなら墨にこだわるのもお勧めです。
それなら墨だけではなく、墨磨り機、墨床、墨ばさみに墨液などにもこだわってみてはいかがでしょうか。書初めを本格的に始めたいという方もこれから少しずつ始めたいという方も道具にこだわると気持ちが改まりますよ。