新年の縁起を担ぐ初日の出♪世界で一番早い場所ってドコ?
新年の縁起担ぎとして日本人に馴染み深い《初日の出》という風習。せっかく拝むなら一番早く拝みたい!という方も多く、日本国内で一番早く拝める千葉県の犬吠岬は大人気スポットとして有名です。
では世界で一番早い場所はどこでしょうか?ここでは世界で一番早く初日の出が拝める場所について詳しくご紹介します。
世界一早いのはドコ?
世界で一番早い初日の出がどこかというと、タイムゾーンの時間が最も早い国です。世界標準時間はロンドンのグリニッジを中心に、東へ行くほど早く、西に行くほど遅くなります。
この東と西が地球を一周してぶつかり合う場所が「日付変更線」となります。つまり日付変更線の直ぐ西側が地球上で最も時間が早い場所ということです。
実際に地図上で確認してみると日付変更線の直ぐ西側には「キリバスのライン諸島」と「サモア」という国があり、この2国が世界で一番早い初日の出を拝めます。
キリバスもサモアもタイムゾーンが「UTC+14」であり、ロンドンよりも14時間早い日の出を迎えます。日本はタイムゾーンが「UTC+9」なのでロンドンと比べると9時間早いですが、キリバスやサモアと比べると5時間も遅いんですね。
元々初日の出を拝む風習は日本にしかありませんでしたが、近年では「世界一番早い初日の出が拝める場所」としてキリバスやサモアに観光客が世界中から訪れています。
お正月を海外で過ごす方も多い昨今、世界で一番早い初日の出が拝める場所ならご利益がアップしそうですね!
驚き!世界一遅いのは2月!?
世界で一番早い初日の出が拝める場所を紹介しましたが、では世界で一番遅い場所はどこでしょうか?世界一遅くても日本時間で1月2日あたりでしょ?と思いませんか?
確かに世界で一番早い場所が日付変更線の直ぐ西側なら世界で一番遅い場所は日付変更線の直ぐ東側に思えます。
地図を確認すると日付変更線の直ぐ西側にあるサモアと、日付変更線の直ぐ東側になるアメリカ領のサモアでは約100kmほどしか離れていません。
ではアメリカ領のサモアが世界で一番遅いのか?というと違います。初日の出は北へ行くほど時間が遅いため、世界一遅い場所は極北の町となります。
人が定住する町として地球上で最も北にあるのはスヴァールバル諸島です。しかしスヴァールバル諸島は新年を迎える真冬は極夜を迎えており、1日中太陽が昇りません。
そのため新年最初の日の出が拝めるのはなんと2月中旬になります!
いかがでしたか?今回は世界で一番早い日の出が拝める場所と逆に世界一遅い場所をご紹介しました。
世界一早いキリバスやサモアはお正月に旅行ツアーなども組まれています。海外で新年を迎えたいという方はぜひ旅先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?