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箱根駅伝

襷が繋がらない!繰り上げスタートってどんなルールなの?

新春の一大スポーツイベントといえば《箱根駅伝》!箱根駅伝は日本一歴史のある学生駅伝の最高峰で、毎年母校を応援する方も多いです。

 

箱根駅伝には様々なドラマが生まれますが、最もドラマチックな展開を生むのが『繰り上げスタート』というルールです。ここでは『繰り上げスタート』のルールについて詳しくご紹介します。


繰り上げスタートってどんなルール?

箱根駅伝は往路・復路各5区間、合計10区間を10人の選手が1本の襷を繋げる駅伝です。

 

しかし箱根駅伝を見ていると選手が来ていのに次の選手がスタートし、襷が渡らず泣き崩れるシーンを見たことがありませんか?これは「繰り上げスタート」と呼ばれ、これまでに数多くのドラマを生んできました。

 

繰り上げスタートとはトップと一定以上のタイム差が生じたチームに対し、襷が渡っていなくても次の選手をスタートさせる措置です。これは「交通規制」の為に設けられたルールで、箱根駅伝に限らず駅伝ではよく見られるルールです。

 

箱根駅伝に設けられた繰上げルール内容は往路と復路で異なります。

 

 

《往路の場合》

  • 鶴見・戸塚中継所でトップとのタイム差が10分以上
  • 平塚・小田原中継所でトップとのタイム差が20分以上
  • 第5区を走り終えたタイムでトップとのタイム差が10分以上

 

※第5区のスタートが繰り上げになった場合、翌日の復路はトップと10分遅れでスタートします。

 

 

《復路の場合》

  • 各中継所でトップとのタイム差が20分以上

 

 

繰上げとなった場合は大学カラーの襷ではなく白い襷をかけて走ります。毎年中継所などで数mの差で襷が渡らず、選手が涙を流すドラマチックな展開が生まれます。

繰り上げスタートになりやすい区間はドコ?

箱根駅伝では毎年選手の顔ぶれが若干異なるため、トップ選手のタイムによって繰り上げとなる区間が毎年異なります。しかし過去の結果を見ると「繰り上げスタートになりやすい区間」というものがあります。

 

 

6区

最も繰り上げスタートとなりやすい区間が6区です。前日の往路でトップとのタイム差が10分以上の大学は全て繰り上げスタートとなります。

 

10区

10区の手前の9区は復路最長区間で、各大学の準エースが走ることから順位の入れ替わりが激しい区間なため10区で繰り上げとなる場合が多いです。

 

3区

3区手前の2区は各大学のエースが走ることから「花の2区」と呼ばれ差が開きやすいことから3区で繰上げとなる場合があります。

 

9区

9区の手前の8区は後半に遊行寺の坂が待ち構えており、ペースを乱すとタイム差が生じやすい区間であることから9区で繰上げとなる場合があります。

 

 

いかがでしたか?毎年様々なドラマが生まれる箱根駅伝ですが、「繰り上げスタート」によって襷が渡らず泣き崩れる選手も多いです。箱根駅伝を観戦する際はぜひ「繰り上げスタート」にも注目して楽しんでみて下さいね♪


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